
ドラマ「コンフィデンスマンJP」の2話が放送されたけど、視聴率は7.7%と振るわないようだね。

ドラマの評価についても賛否両論みたいだな。

見ていて「なにか物足りない」と感じちゃうのはなんでなんだろう?
賛否両論の評価
時が立つの早く、「コンフィデンスマンJP」も3話を迎えようとしています。
フジテレビの月9枠の存亡が掛かっているだけあって、キャストや脚本家に関してもかなりの力の入れようを感じます。
しかしそれだけ力を入れている「コンフィデンスマンJP」ですが、満場一致で「面白い」といわているわけではありません。
評価は賛否両論といったところです。
今回は「コンフィデンスマンJP」が一部でイマイチな評価を受けているのか考えていこうと思います。
理由
詐欺ドラマへの期待との乖離
「クロサギ」「銭の戦争」「LIAR GAME」、有名な詐欺ドラマといえばここらへんでしょうか。
これらのような詐欺ドラマの多くは
・高度な心理戦や策略
・主人公もしくは相棒がクールで頭が回る
・シリアスな展開
といった特徴が挙げられます。
「LIAR GAME」については、松田翔太さん演じる秋山深一はクールな天才詐欺師。
劇中では数々の高度な心理戦が繰り広げられました。
「クロサギ」についても、山下智久さん演じる黒崎は思い過去を背負うクールな詐欺師。
このような過去の詐欺ドラマの傾向を見るに、「コンフィデンスマンJP」についてもこのような作品を期待していた人が多いと思います。
しかし「コンフィデンスマンJP」のジャンルは、「シリアス」というより、むしろバリバリの「コメディ」です。
詐欺ドラマでコメディというのは前例があまりないために、期待はずれと感じてしまう方が多いのでは無いでしょうか。
詐欺の方法がイマイチ
上で挙げたような作品は全て、「こんな手があったのか!」とこちらが驚いてしまうような手口が数多く出てきます。
1人で、もしくは少人数で相手の悪党を騙しきります。
それと比較して「コンフィデンスマンJP」の場合は全く異なり、こちらは呆れてしまうほどの規模の人員や金銭を使います。
1話では、詐欺のために偽の空港を作り上げ、さらには航空機をチャーターしました。
さすがにそこまでいくと笑ってしまいましたね。
ここまでの人員と費用を使えるのであれば、もはやなんでもアリなのではないかと感じてしまいます。
このような違いも、詐欺ドラマとして楽しめない方がいる一因ではないのかな、と思います。
ボクチャンと東出昌大
主人公ダー子の相方であるボクチャンは、東出昌大さんが演じています。
この東出昌大さんの演技がイマイチなのではないか、と言われています。
たしかに僕も見ていて、「ちょっと演技臭いな」と感じてしまう時があります。
ですが東出昌大さんが悪いと言うよりも、ミスキャストかなと個人的には感じます。
東出昌大さんの今までの代表的な役柄を見てみると
「桐島、部活やめるってよ」の菊池宏樹役
「寄生獣」の島田秀雄役
「あなたのことはそれほど」の渡辺涼太役
などなどイメージ的に、「シリアス」「クール」といった作品への出演が多く、役柄もそちらに近いものが多いです。
あまりコメディと言うイメージはありませんね。
もしかしたらコメディ系の作品は苦手なのかもしれません。
キャストでドラマへの興味をそそる、と云う意味では東出昌大さんをキャスティングしたことは良かったと思います。
しかしドラマのイメージを考えると、このボクチャン役はもっとコメディ要素の強い俳優さんが演じるべきだったかなと感じます。
さいごに
さまざまな評価がある「コンフィデンスマンJP」ですが、ストーリー自体はコメディ要素が面白く、ドラマ自体は面白いと言えます。
十分に見る勝ちはあると言えます。

「詐欺ドラマ」というよりも、「コメディドラマ」として見れば面白い作品だね